膝の治療について

50歳以上の女性に多くみられる膝痛に「変形性膝関節症」があります。

変形性膝関節症とは、膝の関節でクッション的な役割を果たしている
軟骨成分が、加齢と共に次第に磨り減ってくる事から膝関節等に
炎症が起きたり、関節が変形してく事で膝の痛みを伴う膝関節の
病気の事をいいます。

高齢化の進む日本では国民病になりつつあります。
変形性膝関節症は年をとれば誰にでも起こりうる病気ともいえます。
だからといって、年をとる事で誰しもが膝関節の痛みが出てくるわけ
ではありません。

変形性膝関節症の要因は、肥満・骨折や捻挫などの怪我をした・
若い頃に靭帯や半月板損傷をした・O脚の女性・遺伝的要因・
たち座りの多い仕事の方が変形性膝関節症が進行しやすいといえます。

変形性膝関節症は、ほとんど自覚症状のない軽度のものから、
歩行困難になってしまう重度の症状と個人差があります。

治療方法は大きく分けて保存療法と手術療法になります。
痛みが継続する場合、歩行困難などの機能障害の場合には、
ヒアルロン酸の注入や手術療法が行われます。

軽症の場合は、継続して運動する事で解消することが可能です。

アクアビクスや水中ウォーキングは膝などの関節に最も理想的な運動です。
浮力の働きがで関節に負担をかけず、水圧による適度な負荷で
筋肉全体をバランスよく鍛える事ができます。

膝に痛みがあるからといって膝を動かさないままいると筋肉量が
減ってしまい、逆に症状も悪くなってしまいます。
予防の為に普段から意識的に動かすことが大切です。

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